市原市田淵にあるチバニアンで地球太古の歴史に思いを馳せる!

こんにちは、稲留です!

梅雨の真っただ中、雨の日が多いのですが、幸運にもこの間のお休みは曇り空だったので、前から”とっても気になっていた場所”に行ってきました‼

その場所とは、世界共通で使われている地質時代で、約77万4千年前から12万9千年前までの時代の名称に選ばれた「チバニアン」の名前の由来となった歴史的な所です!
早速、皆さんをご案内しましょう!

先ずは、緑の鮮やかな房総半島を内陸に向かってドライブ、小湊鉄道”月崎駅”に到着です。

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トトロに出てきそうな、素朴で小さな無人駅です。

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線路際には、黄色の花が一面に咲き乱れています! のどかな風景です。

そして駅のすぐ横に、柔らかな苔で覆われた素敵な小屋を見つけました。

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中房総国際芸術祭 いちはらアート×ミックスで展示された”森ラジオ”という作品です。

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壁にはいろんな植物が生えていて、自然の生きたお家です!

ここから歩いて「チバニアン」に向かいます。

のどかな小湊鉄道の線路をわたります。

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山の中を通る線路です。

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そして、月崎駅の裏の小道を歩いて行きます。

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この辺りは、自然に溢れていて、のんびりと散歩気分です。

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ピンクの花がねじ巻き状に咲いている、可愛らしいネジバナを見つけました。

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蜂もレッドクローバーの蜜を忙しそうに吸っています。

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30分程、山の小道を進み、

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途中、養老川の橋を渡り、

そして、やっとチバニアンのインフォメーションセンターが見えてきました。

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先ずはここで、チバニアンの勉強をします!インフォメーションセンターの方が、熱意をふるって、わかりやすく説明をしてくれました!

「チバニアン」とは…?
世界中で使われる地質時代で、約77万4千年前から12万9千年前までの時代の名称に選ばれたのが、「チバニアン」という名前です。そして、その名称の由来となった場所が、ここ、養老川流域、市原市田淵にある地磁気逆転地層です!
地球の長い歴史の中で、地球のN極とS極が何回も入れ替わっているのですが、その一番最近の地磁気逆転を確認できるとても貴重な場所です。世界中で3箇所しかなく、その中でも一番顕著に確認できる場所として、地質時代の名称に「チバニアン」が選ばれたのです!

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ここがその場所です‼
世界的にも、とても貴重な地層です!

地元研究者の方たちが約40年間研究を進めた結果、堆積物に含まれる磁石の性質を持つ鉱物が、地層上部では現在と同じ磁気の向きを示したのに対し、地層下部では逆になっていたことを磁場逆転の示す境になっていることを発見したとの事です!

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そして、ここ房総半島は77万年前、海の底でした。
その時の名残、貝殻の化石を川底に見つけました!
77万年前の貝殻です!!

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ここは、コンクリートの壁もない自然そのままの、本来の美しい川の姿があります。

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繊細なクロイトトンボも見つけました!

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この場所が77万年前だったころの風景を想像しながら、地球の壮大な歴史に思いを馳せました。

 

帰り道、月崎駅の過ぎて直ぐのところに、こんな素朴なトンネルを見つけました!
ワクワクしながら、中にはいってみると…

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手掘りのトンネルです。

 

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竣工は明治31年とあります。歴史のあるトンネルです。

 

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トンネルを抜けると、緑一杯の山の中でした!

太古の歴史を感じ、学ぶことが出来た、とても有意義な一日でした。

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